脊髄損傷と後遺障害について

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脊髄
image via “BruceBlaus”(Wikimedia Commons)
ザックリ
脊髄損傷とは背骨(脊椎)を骨折、脱臼することによって脊髄を損傷することをいいます。後遺障害等級認定については、脊髄損傷によって生じた麻痺の範囲・程度、介護の要否などによって判断されます。


シッカリ


まずはじめに脊髄の説明からはじめたいと思います。脊髄とは、脳から延びて背骨の中を通っている中枢神経のことで、感覚や運動、反射など体のあらゆることをコントロールする役目をしています。この脊髄の損傷を「脊髄損傷」といいます。

大きな外傷によって背骨(脊椎)を骨折、脱臼することによって生じることになります。このように脳から各部分に信号を伝えたり、反対に各部分からの信号を脳へ伝える通り道のような役割をはたす脊髄が損傷されると、感覚や運動、反射などが著しく障害されます。


脊髄損傷の分類


脊髄の損傷の程度により以下のように分類します。

完全損傷

完全損傷とは、脊髄が完全に断裂したことによって、脳から各部分へ信号を伝えることができなくなり体を動かせなくなったり、逆に各部分から脳へ信号を伝えられなくなることにより、熱い・冷たい・痛いなど感じなくなる麻痺状態のことをいいます。

不完全損傷

不完全損傷とは、脊髄の一部が損傷または圧迫を受けたことにより、一部機能が失われ、一部機能が残った状態であり、軽い症状から重い症状まで様々です。例としては、手足にしびれや麻痺、筋力の低下などが生じたり、箸をうまく使えない、ボタンがとめにくい、うまく歩けないなどがあります。

脊髄のどの部分を損傷したかによって現れる症状や障害が異なります。ですので、損傷した部位によっては排尿や排便が困難となる場合があります。

脊椎損傷の治療


損傷した脊髄の治療・回復の可能性はほとんどないため、リハビリテーションが必要となります。これは長く安静を保つことによって筋力が低下し、復帰に時間がかかるため早期に開始することが必要になります。このリハビリテーションは、失われた機能を回復する目的ではなく、残された機能を使っていかに日常生活を送るかを目的とします。


脊髄損傷の後遺障害等級認定

交通事故によって脊髄損傷となり、それを後遺障害として等級認定されるには以下の要素によって判断されることになります。これは、脊髄損傷により麻痺などの症状が生じて生活に支障がでているということだけではなく、それらを医学的根拠に基いて証明する必要があります。等級は1級、2級(別表第一[?])、3級、5級、7級、9級、12級(別表第二[?])の7段階に区分され認定されることになります。

  • 麻痺の範囲はどれくらいか(四肢麻痺、片麻痺、単麻痺、対麻痺)
  • 麻痺の程度はどれくらいか(高度、中等度、軽度)
  • MRIやCTによる画像所見
  • 各種神経学的検査の結果
  • 介護は要否とその程度
  • 病状の推移
  • 立証するのに適切な内容の後遺障害診断書


用語の解説
読んでいたところへ戻る「別表第一・別表第二」とは
自動車損害賠償保障法施行令で定められている表のことをいいます。この表は後遺障害と保険金について規定したもので、別表第一では「介護を要する後遺障害」について1級、2級と定められており、別表第二ではその他の後遺障害について1級から14級まで定められています。

関連リンク:後遺障害等級表
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等級と認定基準

ここからは等級と具体的な認定基準についてご説明します。

※ 以下の認定基準にあてはまったとしても必ず認定されるというものではありません。

各等級の認定基準にある「さらに具体的にいうと」について。実際の認定基準は聞きなれない言葉がつかわれていて理解するのは難しいです。そこで、認定基準をイメージをしやすいような言葉に置き換えるなどして、読んでいただいた方が理解しやすいようにしています。
さらに具体的に
※ イメージ

1級1号(別表第一)


認定基準

脊髄症状のため、生命維持に必要な身のまわり処理の動作について、常に他人の介護を要するもの(1級)



矢印 具体的にいうと
高度の四肢麻痺[?]が認められるもの
矢印 さらに具体的にいうと
  • 両腕の間接(肩・ひじ・手首・指)のどれも自分で動かすことができない。またはこれに近い状態のもの。
  • 自分の力で物を持ち上げて移動させることができない。
  • 両あしの間接(股・ひざ・足首)のどれも自分で動かすことができない。またはこれに近い状態のもの。
  • 立ったり歩いたりができない。



高度の対麻痺[?]が認められるもの
矢印 さらに具体的にいうと
  • 両腕に障害が残った場合は、両腕の間接(肩・ひじ・手首・指)のどれも自分で動かすことができない。またはこれに近い状態のもの。自分の力で物を持ち上げて移動させることができない。

    または
  • 両あしに障害が残った場合は、両あしの間接(股・ひざ・足首)のどれも自分で動かすことができない。またはこれに近い状態のもの。立ったり歩いたりができない。

中等度の四肢麻痺[?]であって、食事・入浴・用便・更衣等について常時介護を要するもの
矢印 さらに具体的にいうと
  • 両腕に障害が残ったことにより概ね500グラムの物を持ち上げることができない、または文字を書くことができない。両足に障害が残ったことにより杖もしくは硬性装具[?]がないと階段を上がったり歩いたりすることができない。
  • 食事・入浴・用便・更衣等について常に介護が必要なもの。

中等度の対麻痺[?]であって、食事・入浴・用便・更衣等について常時介護を要するもの
矢印 さらに具体的にいうと
  • 両腕に障害が残ったことにより概ね500グラムの物を持ち上げることができない、または文字を書くことができない。

    または
  • 両足に障害が残ったことにより杖もしくは硬性装具[?]がないと階段を上がったり歩いたりすることができない。
  • 食事・入浴・用便・更衣等について常に介護が必要なもの。
    • 例:
      第二腰椎[?]以上で損傷を受けたことにより両下肢の高度の対麻痺、神経因性膀胱障害[?]及び脊髄の損傷部位以下の感覚障害が生じたほか、脊柱(せきちゅう)[?]の変形等が認められるもの


等級が認定された場合の慰謝料・労働能力喪失率
等級
慰謝料(自賠責)
慰謝料(裁判基準)
労働能力喪失率
1級
(別表第一)
1,600万円2,700~3,100万円100%


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用語の解説
読んでいたところへ戻る 「四肢麻痺」とは
両方の上肢と下肢の麻痺
→ 上肢:肩から手の指先までのことをいいます。
→ 下肢:あしの付け根から足の指先までのことをいいます。
四肢麻痺
読んでいたところへ戻る「対麻痺」とは
両方の上肢または両方の下肢の麻痺
→ 上肢:肩から手の指先までのことをいいます。
→ 下肢:あしの付け根から足の指先までのことをいいます。
対麻痺
読んでいたところへ戻る「第二腰椎」とは
首からお尻までのびた背骨の腰の部分を腰椎といいます。5つの骨でできていて、上から第一腰椎、第二腰椎と名前がついています。。
第二腰椎
読んでいたところへ戻る「神経因性膀胱障害」とは
尿を膀胱にためたり排出するには大脳から脊髄、自律神経、末梢神経まで、さまざまな神経が関連しています。その神経回路の一部が障害されることによって起こる機能障害が神経因性膀胱障害です。
読んでいたところへ戻る「脊柱」とは
いわゆる背骨のことです。背骨は椎骨と呼ばれる個々の骨が縦一列に積み上げられることで脊柱を形成しています。
読んでいたところへ戻る「硬性装具」とは
肘や膝などの間接の動作に障害が生じたときに負担を軽減する装具をいいます。硬性なのでプラスチックや金属などの伸縮性のない素材でできたフレームでできています。
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2級1号(別表第一)


認定基準

脊髄症状のため,生命維持に必要な身のまわり処理の動作について、随時介護を要するもの(2級)



矢印 具体的にいうと
中等度の四肢麻痺[?]が認められるもの
矢印 さらに具体的にいうと
  • 両腕に障害が残ったことにより概ね500グラムの物を持ち上げることができない、または文字を書くことができない。両足に障害が残ったことにより杖もしくは硬性装具[?]がないと階段を上がったり歩いたりすることができない。

軽度の四肢麻痺[?]であって、食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を要するもの
矢印 さらに具体的にいうと
  • 両腕に障害が残ったことにより、文字を書くことが難しい。そして、両脚に障害が残ったことによりなんとか自分ひとりで歩くことができるが、不安定で転倒しやすく、速度も遅い。または、杖もしくは硬性装具[?]がないと階段を上がることができないもの。そのうえ、食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を要するもの。

中等度の対麻痺[?]であって、食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を要するもの
矢印 さらに具体的にいうと
  • 両腕に障害が残ったことにより概ね500グラムの物を持ち上げることができない、または文字を書くことができない。そのうえ、食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を要するもの。

    または
  • 両足に障害が残ったことにより杖もしくは硬性装具[?]がないと階段を上がったり歩いたりすることができない。そのうえ、食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を要するもの。
    • 例:
      第二腰椎[?]以上で損傷を受けたことにより両下肢[?]の中等度の対麻痺[?]が生じたために、立位の保持[?]に杖または硬性装具[?]を要するとともに、軽度の神経因性膀胱障害[?]及び脊髄の損傷部位以下の感覚障害が生じたほか、脊柱(せきちゅう)[?]の変形が認められるもの


等級が認定された場合の慰謝料・労働能力喪失率
等級
慰謝料(自賠責)
慰謝料(裁判基準)
労働能力喪失率
2級1号
(別表第一)
1,163万円2,300~2,700万円100%


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用語の解説
読んでいたところへ戻る 「四肢麻痺」とは
両方の上肢と下肢の麻痺
→ 上肢:肩から手の指先までのことをいいます。
→ 下肢:あしの付け根から足の指先までのことをいいます。
四肢麻痺
読んでいたところへ戻る「対麻痺」とは
両方の上肢または両方の下肢の麻痺
→ 上肢:肩から手の指先までのことをいいます。
→ 下肢:あしの付け根から足の指先までのことをいいます。
対麻痺
読んでいたところへ戻る「第二腰椎」とは
首からお尻までのびた背骨の腰の部分を腰椎といいます。5つの骨でできていて、上から第一腰椎、第二腰椎と名前がついています。。
第二腰椎
読んでいたところへ戻る「神経因性膀胱障害」とは
尿を膀胱にためたり排出するには大脳から脊髄、自律神経、末梢神経まで、さまざまな神経が関連しています。その神経回路の一部が障害されることによって起こる機能障害が神経因性膀胱障害です。
読んでいたところへ戻る「脊柱」とは
いわゆる背骨のことです。背骨は椎骨と呼ばれる個々の骨が縦一列に積み上げられることで脊柱を形成しています。
読んでいたところへ戻る「下肢」とは
あしの付け根から足の指先までのことでをいいます。
読んでいたところへ戻る「立位の保持」とは
立っている状態を保ち続けることをいいます。
読んでいたところへ戻る「硬性装具」とは
肘や膝などの間接の動作に障害が生じたときに負担を軽減する装具をいいます。硬性なのでプラスチックや金属などの伸縮性のない素材でできたフレームでできています。
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3級3号(別表第二)


認定基準

生命維持に必要な身のまわり処理の動作は可能であるが、脊髄症状のために労務に服することができないもの(3級)



矢印 具体的にいうと
軽度の四肢麻痺[?]が認められるものであって、食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を要しないもの
矢印 さらに具体的にいうと
  • 両腕に障害が残ったことにより、文字を書くことが難しい。そして、両脚に障害が残ったことによりなんとか自分ひとりで歩くことができるが、不安定で転倒しやすく、速度も遅い。または、杖もしくは硬性装具[?]がないと階段を上がることができないもの。しかし、食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を必要としないもの。


中等度の対麻痺[?]が認められるものであって、食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を要しないもの
矢印 さらに具体的にいうと
  • 両腕に障害が残ったことにより概ね500グラムの物を持ち上げることができない、または文字を書くことができない。しかし、食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を必要としないもの。

    または
  • 両足に障害が残ったことにより杖もしくは硬性装具[?]がないと階段を上がったり歩いたりすることができない。しかし、食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を必要としないもの。


等級が認定された場合の慰謝料・労働能力喪失率
等級
慰謝料(自賠責)
慰謝料(裁判基準)
労働能力喪失率
3級829万円1,800~2,200万円100%


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用語の解説
読んでいたところへ戻る 「四肢麻痺」とは
両方の上肢と下肢の麻痺
→ 上肢:肩から手の指先までのことをいいます。
→ 下肢:あしの付け根から足の指先までのことをいいます。
四肢麻痺
読んでいたところへ戻る「対麻痺」とは
両方の上肢または両方の下肢の麻痺
→ 上肢:肩から手の指先までのことをいいます。
→ 下肢:あしの付け根から足の指先までのことをいいます。
対麻痺
読んでいたところへ戻る「硬性装具」とは
肘や膝などの間接の動作に障害が生じたときに負担を軽減する装具をいいます。硬性なのでプラスチックや金属などの伸縮性のない素材でできたフレームでできています。
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5級2号(別表第二)


認定基準

脊髄症状のため、きわめて軽易な労務のほかに服することができないもの(5級)



矢印 具体的にいうと

軽度の対麻痺[?]が認められるもの
矢印 さらに具体的にいうと
  • 両腕に障害が残ったことにより、文字を書くことが難しい。

    または
  • 両脚に障害が残ったことによりなんとか自分ひとりで歩くことができるが、不安定で転倒しやすく、速度も遅い。または、杖もしくは硬性装具[?]がないと階段を上がることができないもの。


一下肢[?]の高度の単麻痺[?]が認められるもの
矢印 さらに具体的にいうと
  • 片方のあしに障害が残ったことにより、あしの間接(股・ひざ・足首)のどれも自分で動かすことができない。またはこれに近い状態のもの。立ったり歩いたりができない。


等級が認定された場合の慰謝料・労働能力喪失率
等級
慰謝料(自賠責)
慰謝料(裁判基準)
労働能力喪失率
5級599万円1,300~1,500万円79%


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用語の解説
読んでいたところへ戻る「対麻痺」とは
両方の上肢または両方の下肢の麻痺
→ 上肢:肩から手の指先までのことをいいます。
→ 下肢:あしの付け根から足の指先までのことをいいます。
対麻痺
読んでいたところへ戻る「単麻痺」とは
上肢または下肢の一肢の麻痺
→ 上肢:肩から手の指先までのことをいいます。
→ 下肢:あしの付け根から足の指先までのことをいいます。
単麻痺
読んでいたところへ戻る「下肢」とは
あしの付け根から足の指先までのことでをいいます。
読んでいたところへ戻る「硬性装具」とは
肘や膝などの間接の動作に障害が生じたときに負担を軽減する装具をいいます。硬性なのでプラスチックや金属などの伸縮性のない素材でできたフレームでできています。
各項目の頭にある読んでいたところへ戻るこのマークをクリックするともとの場所へ戻ります。



7級4号(別表第二)


認定基準

脊髄症状のため、軽易な労務以外には服することができないもの(7級)



矢印 具体的にいうと
一下肢の中等度の単麻痺が認められるものが該当する。
矢印 さらに具体的にいうと
  • 片方のあしに障害が残ったことにより、杖もしくは硬性装具[?]がないと階段を上がることができない。または、両あしに障害が残ったことにより、杖もしくは硬性装具がないと歩くことが難しいもの。
    • 例:
      第二腰椎[?]以上で脊髄の半側のみ損傷を受けたことにより一下肢[?]の中等度の単麻痺[?]が生じたために、杖または硬性装具[?]なしには階段をのぼることができないとともに、脊髄の損傷部位以下の感覚障害が認められるもの


等級が認定された場合の慰謝料・労働能力喪失率
等級
慰謝料(自賠責)
慰謝料(裁判基準)
労働能力喪失率
7級409万円900~1,100万円56%


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用語の解説
読んでいたところへ戻る「第二腰椎」とは
首からお尻までのびた背骨の腰の部分を腰椎といいます。5つの骨でできていて、上から第一腰椎、第二腰椎と名前がついています。。
第二腰椎
読んでいたところへ戻る「下肢」とは
あしの付け根から足の指先までのことでをいいます。
読んでいたところへ戻る「硬性装具」とは
肘や膝などの間接の動作に障害が生じたときに負担を軽減する装具をいいます。硬性なのでプラスチックや金属などの伸縮性のない素材でできたフレームでできています。
読んでいたところへ戻る「単麻痺」とは
上肢または下肢の一肢の麻痺
→ 上肢:肩から手の指先までのことをいいます。
→ 下肢:あしの付け根から足の指先までのことをいいます。
単麻痺
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9級10号(別表第二)


認定基準

通常の労務に服することができるが、脊髄症状のため、就労可能な職種の範囲が相当な程度に制限されるもの(9級)



矢印 具体的にいうと
一下肢[?]の軽度の単麻痺[?]が認められるものが該当する。
矢印 さらに具体的にいうと
  • 片方のあしに障害が残ったことにより、なんとか自分ひとりで歩くことができるが、不安定で転倒しやすく、速度も遅い。または、両あしに障害が残ったことにより、杖もしくは硬性装具[?]がないと階段を上がることができないもの。
    • 例:
      第二腰椎[?]以上で脊髄の半側のみ損傷を受けたことにより一下肢[?]の軽度の単麻痺[?]が生じたために日常生活は独歩であるが、不安定で転倒しやすく、速度も遅いとともに、脊髄の損傷部位以下の感覚障害が認められるもの。


等級が認定された場合の慰謝料・労働能力喪失率
等級
慰謝料(自賠責)
慰謝料(裁判基準)
労働能力喪失率
9級245万円600~700万円35%


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用語の解説
読んでいたところへ戻る「下肢」とは
あしの付け根から足の指先までのことでをいいます。
読んでいたところへ戻る「単麻痺」とは
上肢または下肢の一肢の麻痺
→ 上肢:肩から手の指先までのことをいいます。
→ 下肢:あしの付け根から足の指先までのことをいいます。
単麻痺
読んでいたところへ戻る「第二腰椎」とは
首からお尻までのびた背骨の腰の部分を腰椎といいます。5つの骨でできていて、上から第一腰椎、第二腰椎と名前がついています。。
第二腰椎
読んでいたところへ戻る「硬性装具」とは
肘や膝などの間接の動作に障害が生じたときに負担を軽減する装具をいいます。硬性なのでプラスチックや金属などの伸縮性のない素材でできたフレームでできています。
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12級13号(別表第二)


認定基準

通常の労務に服することはできるが、脊髄症状のため、多少の障害を残すもの(12級)



矢印 具体的にいうと
運動性、支持性[?]、巧緻性[?]及び速度についての支障がほとんど認められない程度の軽微な麻痺を残すもの。
矢印 さらに具体的にいうと
  • 運動性、体重を支える機能、手先の器用さにあまり問題はないが、軽い麻痺がある。

運動障害は認められないものの、広範囲にわたる感覚障害が認められるもの。
矢印 さらに具体的にいうと
  • 運動性、体重を支える機能、手先の器用さに問題はないが、広い感覚の麻痺がある。
    • 例1:
      軽微な筋緊張の亢進[?]が認められるもの
    • 例2:
      運動障害を伴わないものの、感覚障害が概ね一下肢[?]にわたって認められるもの


等級が認定された場合の慰謝料・労働能力喪失率
等級
慰謝料(自賠責)
慰謝料(裁判基準)
労働能力喪失率
12級93万円250~300万円14%


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用語の解説
読んでいたところへ戻る「支持性」とは
体重を支える機能をいいます。
読んでいたところへ戻る「巧緻性」とは
手先の器用さや、指先を巧みに使う能力のことをいいます。
読んでいたところへ戻る「筋緊張の亢進」とは
まずはじめに「筋緊張」とは、完全に力を抜いた状態の筋肉が一定の張りを保つ状態をいい、「亢進」とは、その状態が高まることをいいます。
読んでいたところへ戻る「下肢」とは
あしの付け根から足の指先までのことでをいいます。
各項目の頭にある読んでいたところへ戻るこのマークをクリックするともとの場所へ戻ります。



以上、「脊髄損傷と後遺障害について」でした。