高次脳機能障害の症状

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高次脳機能障害の症状 高次脳機能障害というのを聞いたことがあるでしょうか?まずは高次脳機能障害とはなにか、そして代表的な症状にどういうのもがあるのか書いてみました。

まず、高次脳機能障害とはなんでしょうか。そこからいきたいと思います。

交通事故や脳卒中によって脳に損傷を負ってしまうと、思うように身体が動かせなかったり、手が震えたりと他人が見た場合わかりやすい症状があらわれます。


高次脳機能障害の場合、 この「高次脳機能障害」という名前の「高次脳」という部分のせいか、なにか高度で難しいことができなくなりそうな印象を持ってしまいますよね。でも、そうではなく、事故にあう前となにか違うと感じる、思ったように話すことができない、他人の言ってることが理解できない、すぐに忘れてしまう、気が散ってしまう、などの普段の生活に関係する症状があらわれることになります。このように、他人が見ても外見からはわかりにくい、今までは当然にできていたことがうまくできなくなることが高次脳機能障害だといえます。


様々な症状は、一般的に脳に損傷をうけた直後が一番重く、時間の経過とともに徐々に回復していきます。しかし、それはいつまでも続かずある所から回復が難しくなってきます。


ちなみに、症状が軽い場合、一時的なものだからしばらくしたら治ると考えてしまうことが多いようですが、その症状が続くこともあるようです。そして症状が軽い場合は、外見的に今までと同じでも少し様子がちがうことで家族や周囲の人達は戸惑うことが多いようです。本人も自分の変化を自覚しないことがあり、トラブルの元になることもあります。

高次脳機能障害の代表的な症状

高次脳機能障害の代表的な症状としては以下のものがあります。

失語症

失語症とは、話す、聞く、読む、書くことなど、言語機能に障害を生じることによりスムーズに話すことができなかったり、モノの名前が思い出せなかったり、聞き間違えたりしてコミュニケーションをとることが難しくなります。これと同時に読み書きも障害されます。


失行

失行とは、動作や行動について指示された内容を理解しているけれど、いざやろうとすると簡単な運動を間違えたり、道具をうまくつかえなかったりします。


失認

失認とは、見たり、聞いたり、触ったりと感覚能力に異常はないのに、それぞれを認識できなかったり、顔や風景を区別できなかったりします。


注意障害

注意障害とは、ひとつのことに集中できなかったり、同時にものごとを進めることがてきなかったり、何かをやってるときに他のことに行動を切り替えることができなかったりします。


半側空間無視

半側空間無視とは、視界の右半分あるいは左半分の空間しか認識できない現象をいいます。本人は半分の空間しか認識していないという自覚はありません。


遂行機能障害

遂行機能障害とは、 何かをするにも、論理的に考えたり、計画したりして問題を解決することができないことをいいます。実行できたとしても、それがどのように仕上がったかということには無頓着なことがあります。


記憶障害

記憶障害とは、言われたことをすぐに忘れてしまったり、過去の記憶の順番がおかしくなったり、重度の場合だと、間違った記憶を真実のように話す「作話」というのがあって、これは本人としては間違っているという認識はありません。


行動と感情の障害

以前と違い、いきなり怒り出したり、泣き出したりと感情が不安定になったり、ささいなことで切れたり、暴力をふるうこともあります。この他に、子供っぽくなって、周囲に対して依存的になることもあります。


以上、「 高次脳機能障害の症状」 でした。