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各項目の説明

等級

自動車損害賠償保障法施行令 別表第1、別表第2によって規定されている等級です。

慰謝料(自賠責)

自動車損害賠償補償法という法律に規定されています。具体的には○級なら○○万円といった感じです。

慰謝料(裁判基準)

弁護士が保険会社と交渉するときに使用する基準で、過去の裁判などで支払われた額を参考にしたものです。金額に幅がありますが、後遺障害の程度やその他、個別の事情などを総合的に見て判断されることになります。(交通事故損害額算定基準(青本)参照)

  • 上の「自賠責保険基準」と「裁判基準」の他に「任意保険基準」というものがございますが、各保険会社で決められており公表されていませんので下の表には掲載していません。

労働能力喪失率

認定された後遺障害の等級によって、どの程度労働能力が失われたかを割合化したものをいいます。

耳の後遺障害について

耳の後遺障害 ザックリ

耳の後遺障害については、後遺障害等級の表上で以下のものについて等級が定められています。
  • 両耳の聴力障害
  • 1耳の聴力障害
  • 耳介(一般的にいう耳の部分)の欠損障害


シッカリ

耳の後遺障害について

耳の後遺障害の程度、それに当てはまる等級、慰謝料を表にしました。

意外に思われるかもしれませんが、普通に申請しても適正な後遺障害等級を獲得できない場合があります。納得のいく後遺障害等級を認定してもらうには立証方法などコツが必要になってきますので不安な場合は当事務所にご相談ください。

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聴力障害


聴力障害は、オージオグラムによる純音聴力検査による純音聴力レベル及び語音による聴力検査結果である明瞭度を参考に認定するとされています。

純音聴力検査とは
聴力検査の中では最も基本的な検査で、やったことがある方が多いと思われる「ピーと聞こえたらボタンを押す」あの検査です。

語音による聴力検査とは
言葉の聞き取りを検査するものです。日常会話で使われる語音、「ア」とか「イ」という語音や数字を使って検査をおこないます。


両耳の聴力に関して


障害の程度
等級
慰謝料
(自賠責)
慰謝料
(裁判基準)
労働能力
喪失率
両耳の聴力を全く失ったもの
  • 両耳の平均純音聴力レベルが90dB以上のものまたは両耳の平均純音聴力レベルが80dB以上であり、かつ最高明瞭度が30%以下のものとされる。
4級‐3712万円1,500~
1,800万円
92%
両耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になったもの
  • 両耳の平均純音聴力レベルが80dB以上のものまたは両耳の平均純音聴力レベルが50dB以上80dB未満であり、かつ、最高明瞭度が30%以下のものとされる。
6級‐3498万円1,100~
1,300万円
67%
1耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が40センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの
  • 1耳の平均純音聴力レベルが90dB以上であり、かつ、他耳の平均純音聴力レベルが70dB以上のものとされる。
6級‐4498万円1,100~
1,300万円
67%
両耳聴力が40センチメートル以上の距離では、普通の話声を解することができない程度になったもの
  • 両耳の平均純音聴力レベルが70dB以上のものまたは両耳の平均純音聴力レベルが50dB以上であり、かつ、最高明瞭度が50%以下のものとされる。
7級‐2409万円900~
1,100万円
56%
障害の程度
等級
慰謝料
(自賠責)
慰謝料
(裁判基準)
労働能力
喪失率
1耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が1メートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの
  • 1耳の平均純音聴力レベルが90dB以上であり、かつ、他耳の平均純音聴力レベルが60dB以上のものとされる。
7級‐3409万円900~
1,100万円
労働能力
喪失率
両耳の聴力が1m以上の距離では普通の話し声を解することができない程度になったもの
  • 両耳の平均純音聴力レベルが60dB以上のものまたは両耳の平均純音聴力レベルが50dB以上であり、かつ、最高明瞭度が70%以下のものとされる。
9級‐7245万円600~
700万円
35%
1耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になり、他耳の聴力が1メートル以上の距離では普通の話し声を解することが困難である程度になったもの
  • 1耳の平均純音聴力レベルが80dB以上であり、かつ、他耳の平均純音聴力レベルが50dB以上のものとされる。
9級‐8245万円600~
700万円
35%
両耳の聴力が1m以上の距離では普通の話し声を解することが困難である程度になったもの
  • 両耳の平均純音聴力レベルが50dB以上のものまたは両耳の平均純音聴力レベルが40dB以上であり、かつ、最高明瞭度が70%以下のものとされる。
10級‐5187万円480~
570万円
27%
両耳の聴力が1m以上の距離では小声を解することができない程度になったもの
  • 両耳の平均純音聴力レベルが40dB以上のものとされる。
11級‐5135万円360~
430万円
20%



片耳の聴力に関して


障害の程度
等級
慰謝料
(自賠責)
慰謝料
(裁判基準)
労働能力
喪失率
1耳の聴力を全く失ったもの
  • 1耳の平均純音聴力レベルが90dB以上のもの、とされる。
9級‐9245万円600~
700万円
35%
1耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になったもの
  • 1耳の平均純音聴力レベルが80dB以上、90dB未満のもの、とされる。
10級‐6187万円480~
570万円
27%
1耳の聴力が40センチメートル以上の距離では普通の話し声解することができない程度になったもの
  • 1耳の平均純音聴力レベルが70dB以上、80dB未満のものまたは、1耳の平均純音聴力レベルが50dB以上であり、かつ、最高明瞭度が50%以下のもの、とされる。
11級‐6135万円360~
430万円
20%
1耳の聴力が1メートル以上の距離では小声を解することができない程度になったもの
  • 1耳の平均純音聴力レベルが40dB以上、70dB未満のものとされる。
14級‐332万円90~
120万円
5%



耳殻の欠損障害


障害の程度
等級
慰謝料
(自賠責)
慰謝料
(裁判基準)
労働能力
喪失率
1耳の耳殻(じかく)[1]の大部分を欠損したもの
  • 耳殻の軟骨部の2分の1以上を欠損したものをいう。
12級‐493万円250~
300万円
14%

[1] 「耳殻」とは
外耳の最外部。軟骨とそれをおおう皮膚から成り,集音器の役を果たす。一般的にいう「耳」のこと。




以上、「耳の後遺障害について」でした。