後遺障害11級と後遺障害慰謝料

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後遺障害11級と後遺障害慰謝
後遺障害11級のイメージをつかんでいただくために簡単な具体例と後遺障害慰謝料についてご説明します。

交通事故によって受傷、治療をつづけてきたけれど残ってしまった後遺症が自賠責保険会社に認められると後遺障害として、その程度によって1〜14級(数字が小さいほど重症)に格付けされたものをいいます。今回はその中でも後遺障害11級についてご説明します。

11級の後遺障害慰謝料

後遺障害慰謝料には3つの基準が存在します。11級が認定された場合の後遺障害慰謝料は以下を参考にしてください。

自賠責基準1,350,000円金額は法律で定められている。
任意保険基準非公開各社内部で定められている。自賠責基準より少し高い。
裁判基準3,600,000〜4,300,000円これまでの裁判例を基にした相場

※ 詳しくは「交通事故における慰謝料とは」をご覧ください

11級の後遺障害

11級にあたる後遺障害は10種類に分類されています。簡単な具体例とともにご紹介します。
後遺障害 具体的 見かた
1号

両目の眼球に著しい調節機能障害又は運動障害を残すもの

  • 「著しい調節機能障害を残すもの」とは、調節力が通常の場合の2分の1以下になったものをいいます。
  • 「著しい運動障害を残すもの」とは、頭の位置を固定した状態で眼球を動かすことで見える範囲(注視野)が2分の1以下になったものをいいます。
2号

両目のまぶたに著しい運動障害を残すもの

  • まぶたを開いた状態で黒目を完全に覆うもの又はまぶたを閉じても完全に角膜を覆うことができないものをいいます
3号

1眼のまぶたに著しい欠損を残すもの

  • まぶたを部分的に失うことによって、まぶたを閉じても角膜を完全に覆うことができない程度のものをいいます。
4号

10歯以上に対し歯科補綴(ほてつ)を加えたもの

  • 「歯科補綴を加えたもの」とは、そう失又は著しく欠損した歯の見た目と機能を回復するためにクラウン[1]やブリッジ[2]、入れ歯などの人工物で補うことをいいます。

[1] クラウン
クラウンとは、治療で歯を削った後に被せる人工の歯のことをいいます。「差し歯」や「被せ物」がこれにあたります。
[2] ブリッジ
ブリッジとは失った歯の両隣の歯を土台にして、そこに橋をかけるように人工の歯をかぶせることをいいます。
5号

両耳の聴力が1メートル以上の距離では小声を解することができない程度になったもの

  • 両耳の平均純音聴力レベル[3]が40dB以上のものをいいます。

[3]平均純音聴力レベル
標準純音聴力検査で測定します。どれくらい聞こえているのか、その程度は異常か正常か、異常の原因はどこにあるのかというのを大まかに判断します。
6号

1耳の聴力が40センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの

  • 片方の耳の平均純音聴力レベルが70dB以上、80dB未満のもの又は片方の耳の平均純音聴力レベルが50dB以上であり、かつ、最高明瞭度が50%以下のものがこれに該当します。
7号

脊柱に変形を残すもの

  • 脊椎圧迫骨折等をしていて、そのことがレントゲンやCTなどで確認できるももの
  • 脊椎固定術がおこなわれたもの
  • 3個以上の脊椎に椎弓切除術などの椎弓形成術をうけたもの
8号

1手のひとさし指、なか指又はくすり指を失ったもの

  • 第二関節より先を失ったものをいいます
9号

1足の第1の足指を含み2以上の足指の用を廃したもの

  • 足の親指の指先の骨(末節骨)の長さの2分の1以上を失ったもの
  • 足の親指以外の指を指の付け根の関節(中足指節関節)もしくは第二関節(近位指節間関節)部分で切り離された状態
  • 指の付け根の関節(中足指節間関節)又は第二関節(近位指節間関節)の可動域が正常な方の足の可動域角度の2分の1以下に制限されるもの
  • 親指の第一関節(指節間関節)の可動域角度が正常な方の足の可動域角度の2分の1以下に制限されるもの
10号

胸腹部臓器の機能に障害を残し、労務の遂行に相当なて移動の支障があるもの

  • 内蔵に機能的な障害が残り、仕事をするのに支障がでている

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